銀行株の資本効率ポジション分析
このページでは、銀行株を「ROE(自己資本利益率)」と「PBR(株価純資産倍率)」という
資本効率に直結する指標で整理し、
市場の中での評価ポジションを可視化しています。
銀行は自己資本をもとに収益を生み出すビジネスモデルであるため、
利益の規模よりも「資本に対してどれだけ効率的に稼いでいるか」が重要になります。
そのため、本ページではPERではなくROEを重視しています。
ROE × PBR 散布図(厳格な割安ゾーン表示)
横軸にPBR、縦軸にROEをとった散布図です。
各点が1銘柄を表しており、銀行株全体の資本効率と市場評価の関係を
一目で確認できます。
左上の緑色ゾーンは、
ROE10%以上かつPBR0.8倍未満
のエリアです。
ROE10%は、日本の銀行株においては高水準に分類されます。
それにもかかわらずPBRが0.8倍未満にとどまっている場合、
資本効率に対して市場評価が十分に織り込まれていない可能性があります。
このゾーンは、単なる「低PBR銘柄」ではなく、
高い収益力を持ちながら割安に放置されている可能性がある銘柄
を抽出することを目的としています。
割安ランキングの考え方
次に、銀行株を資本効率と評価水準の両面から順位付けした
割安ランキングを掲載しています。
評価には、以下の簡易スコアを使用しています。
評価スコア = PBR ÷ ROE
ROEが高く、PBRが低いほどスコアは小さくなります。
つまり、
「効率よく稼いでいるのに、株価評価が抑えられている銘柄」
が上位に位置付けられます。
銀行株では、ROEが資本コスト(概ね8%前後)を上回っているかどうかが
評価の分岐点になります。
本ページでは、それをさらに上回る10%を基準とすることで、
より厳格な水準で抽出しています。
※銀行株は金利動向、信用コスト、有価証券評価損益などの影響を受けます。
本指標は資本効率と評価水準の相対比較を目的とした簡易分析であり、
将来の株価や投資成果を保証するものではありません。
銀行株 資本効率割安ランキング
以下の表では、上記スコアをもとに算出した
銀行株のランキングを掲載しています。
気になる銘柄の資本効率ポジション確認にご活用ください。
| 順位 | 銘柄 | PBR | ROE(%) |
|---|---|---|---|
| 1 | 三井住友トラストグループ | 1.22 | 8.27 |
| 2 | SBI新生銀行 | 1.57 | 8.77 |
| 3 | 三菱UFJフィナンシャルグループ | 1.65 | 9.14 |
| 4 | 三井住友フィナンシャルグループ | 1.55 | 8.01 |
| 5 | しずおかフィナンシャルグループ | 1.27 | 6.3 |
| 6 | みずほフィナンシャルグループ | 1.76 | 8.53 |
| 7 | 横浜フィナンシャルグループ | 1.37 | 6.43 |
| 8 | 千葉銀行 | 1.36 | 6.38 |
| 9 | りそなホールディングス | 1.7 | 7.77 |
| 10 | 楽天銀行 | 4.33 | 16.96 |
| 11 | ゆうちょ銀行 | 1.19 | 4.48 |